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15- D- 0048 201 5 年 4 月 1 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
日鉄鉱業株式会社
(証券コード:1515)【据置】
長期発行体格付 A−
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 石灰石、銅を主力事業とする資源会社。製鉄用石灰石で国内シェアトップであり、筆頭株主である新日鐵
住金など高炉各社やセメントメーカーを中心に顧客基盤が安定している。銅事業では権益の 6 割を握るチ
リのアタカマ鉱山を操業するとともにチリや東南アジアなどで新たな鉱山の探査、開発を行っている。ま
た、出資先の日比共同製錬に委託製錬して銅地金などを生産しており、鉱山と製錬の両事業を手掛けるこ
とによって収益変動を抑制している。
(2) 製鉄用石灰石は旧住金鉱業(現八戸鉱山)の子会社化により新日鐵住金向けの販売量が増加した。新日鐵
住金では 16/ 3期末を目途に君津製鉄所第 3高炉の休止が予定されているが、当社への影響は限定的なも
のにとどまる見通しである。鉄鋼、セメント向けともに需要が底堅く、石灰石事業の収益は当面安定的に
推移すると考えられる。銅事業は銅価下落に伴い収益が弱含んでいるが、製錬マージンの改善や円安効果
が下支えする見込みである。石灰石、銅以外の事業も小規模ながら安定している。また、財務面で特段の
懸念はない。以上より、格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3) 15/ 3 期は前期並みの業績となったもようであるが、16/ 3 期は銅価の低下により減益となる公算が大きい。
鉱山開発が進む一方で新興国の需要の伸びが鈍化して世界的に銅の需給が緩む方向にあり、当面銅価格の
上昇は見込みにくい。他方、石灰石の収益は安定しており、銅製錬の収益改善も見込まれることから業績
が大幅に悪化する可能性は低いと見ている。
(4) 15/ 3 期第 3四半期末の自己資本比率 50. 8%など財務の諸指標は良好な水準を維持している。また、14/ 3
期から開始した太陽光発電事業への投資は 15/ 3 期で一巡する予定である。中長期的には海外での鉱山開
発や国内で地熱事業などの投資が見込まれるが、これらに備えてさらに有利子負債の削減を進める方針で
あり、当面は良好な財務内容が維持される見通しである。
(担当)古川 聖治・水川 雅義 ■ 格付対象
発行体:日鉄鉱業株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 4 月 13 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:古川 聖治
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「非鉄金属」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 日鉄鉱業株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先